辛い時ほど優しいユーモアを。 [保険]

大きな災害のニュースが毎日、全国を駆け巡っています。
悲惨な状態を全国に伝えることが悪いとは言いませんが、マスコミはもう少し被災者の身に寄り添った報道を心がけて欲しいと思います。
多分被災者が求めているのは、自分たちが目の当りにした被災地の状況の繰り返しではないだろうし、それも大事だけどそれ以上にもっと大事な、「命をつなぐための情報」が欲しいのだと思うのです。
もうちょっとどうにかできないものかな、と毎日とてももどかしい。

「辛いことや悲しいことをつぶやけば涙が出てくる。だからわざとくだらないことを言って笑い合っている」という被災地のインタビューがありました。
悲しいことが続いているから、心が折れない様に自分たちで精神のバランスをとっておられるのだと思います。
こんな時こそ、優しいユーモアが求められるのではないでしょうか。
被災地にユーモアを持ち込むことに「不謹慎だ」と怒りを覚える方もいらっしゃるでしょう。
その感情は正しいし、悪いことではありません。
でも、逆にユーモアを求めることも、悪いことではないと思うのです。

例えば、被災地以外の人が「被災地の人は食べ物にも困って、寒い中頑張っているのに……」と、約束していた外食を断って家にひきこもってテレビを追っていたとして、そうして誰が喜ぶのでしょうか。
あれだけ酷い災害が、広範囲に渡って全てを飲み込んでしまった今、今後の被災地を助けるのは「お金」です。
お金なら、仮設住宅にもなるし、服にも食糧にもおむつにも粉ミルクにもなる。
そして、募金をしつつ健全な経済を回していくことが、いずれ被災地にとってもプラスに繋がっていくはずなのです。

何をするにも不謹慎だという風潮が広まれば、外食産業や娯楽産業には大打撃です。
ただでさえ被災地域の営業が出来なくて減収なのに、その上被災地域外でも経済が委縮してしまえば、被災地での店舗の再建もままなりません。
その不便さは、いざ立ち上がった時の被災地の方たちの生活へと直結していきます。
どうか、経済を委縮させないでください。
消費し、遊び、眠ることは罪悪ではありません、不謹慎ではありません。
それでも「被災地を思うと気がひける……」というのなら、美味しく食べた外食代や、楽しく遊んだ娯楽代と同額を募金してみてはどうでしょうか。

被災地を思うのなら、どうか多角的なものの見方で、狭い視野にならないように。
そして優しいユーモアを忘れずに、回りの人を大切にすること。
そんなささやかなことから、愛は伝播していくと思うのです。
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